磁場解析 例題6 無端ソレノイドコイル内の磁場解析 | |
今回は,軸方向の長さが無限にあるソレノイドコイル内の磁場解析を行います。 単位長さあたりのコイルの巻き数を n [1/m] とし, |
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(1.1)
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磁場はソレノイドコイル内に一様となり,コイルの外部では磁場は0となります。 今回,次の文献を参考に問題を無端ソレノイドの問題を作り解析を行いました。 文献 中田高義,高橋則雄:「電気工学の有限要素法」森北出版,p.77
<計算モデル> とし,コイルに流れる電流は直流電流とし,400 [A]を設定しました。
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図1 無端ソレノイドの計算モデル 図2 無端ソレノイド要素分割図 |
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<境界条件> 軸対称解析なので,回転軸であるPSは自動的にA = 0 [Tm]が設定されます。 計算結果を図3,4,5に示します。 |
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図3 計算結果 ベクトルポテンシャル1 図4 計算結果 ベクトルポテンシャル分布 図5 計算結果 磁束密度分布
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図5より,磁場がコイル内にのみ存在していることがわかります。 ここでは,計算で得られた値 0.0042[T]を電磁気学の理論解と比較することを考えます。
図6 ソレノイドコイル断面図
電磁気学では,コイルの巻き数 n を要求されます。 計算ではコイルの断面積は図1より,0.02 [m]×0.12[m]としたのでこれはそのままにします。 となるので,計算で設定したコイル断面積には 個のコイルが存在することになります。 となり,計算結果に対して約10%程度小さい結果となりました。 今度は,計算結果より得られたコイル内の磁束密度から逆にnを理論式より求めると次のようになります。 結果がなぜこのように異なるかを考えてみることは面白いかもしれません。 ここまでのプロセスをまとめると次のようになります。 (1)計算モデルは適当にコイル断面を矩形領域で定義しました。 コイル断面積の考え方に問題がある? 「おまけ」 計算結果からわかると思いますが,磁場はコイル内にのみ存在しています。
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図7 誤った計算結果(ベクトルポテンシャル分布) 図8 誤った計算結果(ベクトルポテンシャル分布) 図9 誤った計算結果(磁束密度分布)
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